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コンクリート診断士の必須事前講習会を受け、7月の受験に向けて動き出す時期ですね。
さて何から手をつけるか。

私が29歳の時に受験したときは、4月・5月はコンクリートのおさらい。6月が試験問題集を照らし合わせながらさらに深く学習。7月は作文用意ってところでしょうか。
技術士のように3600字も書くものではないのでラクといえばラクです。傾向も大体分かってるし。

私が参考にした参考書は、
①講習会のときの「コンクリート診断技術」
②セメントジャーナル社 コンクリート診断士試験完全攻略問題
③日経コンストラクション これから始めるコンクリート補修講座
④日経コンストラクション 現場で役立つコンクリー名人養成講座
⑤JCI コンクリート技術の要点
の5つ。

①は買わされるので受験しようとするひとは必ず持つことになるのでいいとして、是非⑤はあったほうがいい参考書です。ちょっと高いのですが。これはコンクリートの基本~ある程度マニアックなことまで一通り書いてあるので現場でも使える代物です。①⑤は技術士試験のときにも愛用しました。技術士受験を後に控える人は買っても惜しくないものだとおもいます。

②は出題傾向、試験問題慣れするのに必要でしょう。

③④はあったほうがいいと思うもの。コンストラクションで特集された記事がムックになったものです。やはりコンストラクションがつくったものなので非常にビジュアルなので感覚的に診断士が知っとくべきことが書いてありますし、徐々に頭を試験に向かわせるのにいいと思います。

次回からはもうちょっと専門チックなことや作文の用意について書いてみたいと思います








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JCIのホームページで診断士の試験案内がでましたね。

試験日は7月22日(日)
願書は5月の一ヶ月間のようです。
技士や主任技士、一級土木(要 監理技術者資格)、技術士を持たずに一発挑戦の場合は午前にコンクリートに関する試験が追加になります。

最近気づいたのだが(笑)、JCIのホームページで登録者の名前と所属会社一覧が閲覧できるんですね。ちゃんと私の名前も載ってました。よかったよかった。それにしても所属会社まで載せるのはいかがなものか?と思います。

診断士: http://www.jci-net.or.jp/qualifi_01/list/index.html
主任技士: http://www.jci-net.or.jp/exam/list/syunin/index.html






マンションのチラシ広告が最近凄いですね
景気のバロメーターなのでしょうけどとにかくすごい。
バブルの頃のように過熱感はありませんがボルテージは上がってきているのは確かです。

こんな私もはやくマンションが欲しいのですがなかなか・・・
そうこういっている内に金利は着実に上昇していくんでしょうけどね(笑)

さて最近マンションのチラシに「100年コンクリート」の文字がよく書かれています。
はて?少なくとも私が学生のころはそんな言葉は無かったような・・・

調べてみると、日本建築学会のJASS5(建築工事標準仕様書)で大規模補修不要の予定期間として100年とされている30N/m2≒300kgf/cm2のコンクリートのことだそうだ。





うーーん。
私はコンクリートの長期耐久性は「中性化」「塩害」「凍害」から守ることが第一だとおもっているのでこの表記はいまいち納得がいきません。

コンクリートが劣化する原因はおもに「中性化」「塩害」「凍害」によるものでこれらからコンクリートを守るには、これら外的要因をコンクリート内部に侵入させないことが重要になってきます。
外的要因を侵入させないために建設時のポイントはコンクリートの表面を「緻密」にすることです。緻密にする=使用水の量を減らすことです。

コンクリートの強度はW/Cに反比例するので、水を減らすことで結果的に高強度コンクリートになるわけです。だから高強度が長期性に寄与するという表現より、コンクリートの緻密化が長期性に寄与するという表現が正しいとおもいます。まぁ結果的には同じことになるのですが・・・(笑)

なお通常、30Nクラスのコンクリートを打つときには、
①W/C(水セメント比)を小さくすること(=つまり水の量を減らす!)
②水の量を減らすと施工性が落ちるのでAE減水剤などを用いる
などを行います。当然、コンクリート立米単価は上がります。また施工監理も若干難しくなるのでゼネコン側は注意を払わなくてはなりません。
魔法の薬(高性能AE減水剤、AE減水剤など)を使うと単位水量を減らせる半面、コンクリートの硬化が遅くなります。型枠に液圧として作用してくるのでセパの使用量なり、養生なりに注意が必要になります。

それにしてもこの「100年コンクリート」の表記はなんとかならんのでしょうか?
誤解を招きますね。
いくら施工をきっちりやったとしても、使用環境が苛酷だったら劣化は早く進みます。
また供用中に大きな地震があった場合、建物の大きな損傷がなくても、
コンクリート表面には小さなクラックは間違いなく入ります。
そこから劣化因子が入ることだってあるわけです。

あくまでも100年というのは、通常の環境下における100年なのであるわけでひび割れの補修などの一定のメンテナンスは必要で、何もせずに100年持つことを保証するものではありません。車だって車検を定期的に受けなくてはならないのと同様、コンクリートもちゃんとメンテナンスしていくことが大切です。


今日の交通新聞において京葉線高架橋で犠牲防食(=電気防食工法)による塩害対策記事がありました。
塩害はコンクリートの癌ともたとえられるくらい厄介な現象です。

なぜ塩害はおこるのか。
塩害のメカニズムは、コンクリート打設時に塩分を抜ききっていない砂材料(細骨材)をつかってしまったか、
外来塩分(潮風、海水など)によるものです。
これらの塩分がコンクリートに供給されることで、鉄筋コンクリート内部の鉄筋が錆びてしまいます。
一般には鉄筋コンクリート内の鉄筋周辺で1.2~2.5kg/m3の塩分になると錆びはじめます。
これを発錆限界量といいます。

鉄筋が錆びると鉄筋体積が2倍以上にもなり、これによる膨張圧でコンクリートにクラックが入ります。

そうなると悪の連鎖スパイラル。

クラックを通じて塩分が加速度的に供給され、さらに鉄筋が錆び、被りコンが剥落し
最後には構造物崩壊につながります。

鉄筋の腐食は、鉄筋に腐食電流が発生することで起こります。
この腐食電流は、鉄筋内に電位差が発生することに起因しますが、対処方法として
この電位差を小さくしてやることで鉄筋の腐食を「抑える」ことができます。

電位差を小さくするのが電気化学的工法になります。
電気化学的工法は大きく4つに分けられます
①電気防食、②脱塩、③再アルカリ、④電着となります。

今回の京葉線の例は①の電気防食工法にカウントされます。
電気防食には常時電気代がかかる外部電源方式と、亜鉛などを使う犠牲防食(流電陽極)方式がありますが
京葉線では犠牲防食方式が採用されたとのこと。
犠牲防食は衰えた表面の被りコンクリートを斫り亜鉛などを埋め込み、再度モルタルで表面被服します。

鉄筋内部で電位差が発生しそうになった場合、亜鉛から防食電流が発生させて腐食電流を抑えることで
発錆を防ぎます。メリットは外部電流方式のようにメンテナンスコスト(電気代)がかからない反面、
電流をちゃんとコントロールできない、亜鉛陽極材も10年程度しかもたないなどの問題点があります。

いずれにしてもケースバイケースで工法を選択して、LCC(ライフサイクルコスト)、
LCA(ライフサイクルアセスメント)を最小にする必要があります。






私が何故コンクリート診断士を受験したか。
それまでコンクリート主任を持っていましたが、新潟県中越地震関連の仕事をしたことで
造るだけではなく維持の力もつけなくては・・・というところから勉強しました。
よくコンクリート主任と診断士、どっちが難しい?って聞かれますが、
私的には診断士のほうが難しかったです。

(コン技士<コン主任<コン診断)

主任と診断士は似ているようでまったく畑ちがいなんです。
ゼロからつくるものと維持メンテナンス、同じコンクリートでも似て非なるものです。

私には維持メンテナンスの知識がゼロだったので診断士についてはホントにゼロスタートでした。
いってみれば暗記力勝負と中越業務でかじった程度の業務勝負です。
一回で合格できたのは意外でしたが。。。
こんな私なので診断士の資格ははっきりいってペーパードライバー状態ですね(笑)
一応どこに何が書いてあるかがわかる程度の耳学問状態です。

さてコンクリート診断士の受験方法ですが、これがちょっと面倒&投資額がでかい!
事前に講習会をうけて、ちゃんと印鑑もらって(笑)、それから受験なんです。
しかもその講習会資料(参考書)がちょっとお高い・・・
まぁその参考書は非常にレベルが高いが実用的&よくまとまっているのでいいといえばいいのですが・・・
たまに仕事の参考にしますので一応償却しています(笑)

その講習会、そろっとこの春に開催されるはずです。
2年前、私が受けたときは品川の笹川会館で二日間やりました。
まぁ講師はコマごとに変わるのですが、講師はほとんどテキストの棒読み状態の方ばかりで・・・
もうちょっと工夫がいるでしょうな(笑)

この資格が欲しければこの二日間の睡魔カルマ地獄に耐え、受講印を貰わなくてはなりません
耳栓して自習するのも手かもしれません、私はそうしました(笑)







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プロフィール
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zeeco
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男性
趣味:
温泉とスキーと昼寝
自己紹介:
1975年東京生まれ茨城育ちの34歳。社会人になってから誰に褒められるわけでもないのだが土木系の資格にチャレンジ。

【資格取得年度】
12年度:新社会人に!
12年度:コンクリート技士
14年度:コンクリート主任技士
15年度:一級土木施工、技術士補、土木学会二級技術者
17年度:コンクリート診断士
18年度:技術士(建設部門:鋼構造およびコンクリート)

17年度にトンネルで技術士に初挑戦したがあえなく玉砕。見切りをつけて得意のコンクリートで再挑戦したら合格できました。そんなモンです。

zeeco@kix.ne.jp
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