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国交省から昨年平成18年3月に「非破壊検査によるコンクリート構造物中の配筋状態及びかぶり測定要領(案)」、9月に「微破壊・非破壊試験によるコンクリート構造物の強度測定試行要領(案)」がでました。

この2つの要領は今後国交省発注のコンクリート橋梁上部・下部工に適用されます。

まあおそらくコンクリート橋梁だけに限らず他にも適用拡大していくんでしょうね

まずは、かぶりについて。
何故かぶりが大切か?
 ①塩害、中性化、凍害などの外的要因に対する耐久性確保
 ②引っ張り側では強度計算から除外されますが、圧縮側では強度考慮対象となるため
があげられます。

かぶりは設計上、地域性・使用目的などから決められます。

首都高とかで渋滞に巻き込まれ停車していて、ふと橋欄に目をむけるとかぶりがとれて錆びた鉄筋がむき出しになっているのをよく目にします。最悪なのが明らかにかぶり5mmくらいで施工されたようなものを目にするとき。あれを見るとゼネコンは何を管理しているんだって思います。まぁ発注も何をもって竣工検査を通したんだって思いますね(笑)

かぶりが取れるとあとは加速度的に腐食が進展していきます。だからこそ早めに見つけて被覆処理していくことが肝要ですし、供用中に手当てするということは費用と手間がかかるのです。

それだけに設計かぶりを確保することが大切です。

「非破壊検査によるコンクリート構造物中の配筋状態及びかぶり測定要領(案)」ではコンクリート橋梁の上部工は「電磁誘導法」、下部工では「電磁波レーダー法」で行うこととされています。

私自身、電磁波レーダー法は使ったことありません。電磁誘導法としてプロフォメータは使ったことありますが、非常に簡単に扱えます。測定対象の鉄筋径を入力してコンクリート表面をナゾるだけです。平成15年頃でたばかりのころは誤差が大きかったような気がしますが最近は大分精度があがったようです。

電磁誘導と電磁波レーダーを使い分ける理由として明確なのは分かりませんが、おそらく測定適用範囲によるものだと考えます。
電磁誘導法の限界は大体200mm程度、電磁波レーダー法は1mくらいいけるからです。上部工のかぶりはどんなに深くても100mmですから、使い方も簡便な電磁誘導になるんでしょうね。

電磁誘導の原理は、内臓コイルに交流電流を流すと磁束ができます。これに鉄筋が反応すると磁束に変化がでますのでこれを捕らえることで鉄筋探査(深さ)を行います。ですので水や空洞、磁束を変えないようなプラスチックのような異物には反応しません。

逆に電磁波レーダーは、プローブから出た電磁波が異物に跳ね返され、その到達時間から異物までの距離を把握します。異物というのはコンクリートとは電気的性質(比誘電率・導電率)が異なるものなら何でも構いません。水、空洞、鉄筋、プラスチック、地山・・・などなど。なので電磁波レーダーは鉄筋探査だけではなく、トンネルの覆工背面調査などにも応用されています。



注意すべきは出てきた数値です。これは「絶対値」ではありません。誤差を含んでいるので仮にアウトのデータがでてきてもいきなり騒ぐべきではないでしょう。周辺でもデータを取ってみたり、電磁誘導だけでなく、電磁波レーダを併用することも必要です。それでもやばい数字がでてきたら斫り出して目視してみましょう。局所的なかぶり不足であれば防食防錆処理して埋め戻すこともありですが、全面的にでているようであれば作り直しや増厚、そのまま埋め戻して鋼板・アラミド繊維補強などが必要です。増厚などをする場合は、量によっては用地問題にもなりますので注意が必要です。

コンクリートの非破壊検査と微破壊検査①

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非破壊検査による品質管理と保守検査を通じて、品質向上と人々の安全確保に貢献する 非破壊検査機器
非破壊検査 URL 2009/12/31(Thu)15:50:32 編集
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1975年東京生まれ茨城育ちの34歳。社会人になってから誰に褒められるわけでもないのだが土木系の資格にチャレンジ。

【資格取得年度】
12年度:新社会人に!
12年度:コンクリート技士
14年度:コンクリート主任技士
15年度:一級土木施工、技術士補、土木学会二級技術者
17年度:コンクリート診断士
18年度:技術士(建設部門:鋼構造およびコンクリート)

17年度にトンネルで技術士に初挑戦したがあえなく玉砕。見切りをつけて得意のコンクリートで再挑戦したら合格できました。そんなモンです。

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